2012年7月29日日曜日

超絶技巧!彫刻家・佐藤玄々(げんげん)

・・・今から50年前、株式会社三越50周年記念を祝って
掘られた彫刻の異様な除幕式が行われました。


フォートナム&メイソンで日本橋三越に行ったので、前からチェックしていた
その前代未聞の彫刻作品を見て帰ろうと思い、作品のある
三越1階化粧品売り場を抜けた中央広場へ行きました。

テレビで見ていて、その異彩さは予想していたのですが、
予想以上にすごかったです!!!


入口から続く化粧品売り場・・・その先にちら見え

出ました!!佐藤玄々(げんげん)作「天女像(まごころ)」!!なんじゃこりゃ~(**)

見よ!作品裏側!!色彩と木彫技術の乱舞!

とまらぬ創作エネルギー

あまりの度肝さに逆にまわりと調和がとれている(笑)
 当初の三越側からの依頼は6mの彫刻でしたが、最終的に完成したのは11mにも
及ぶ作品だったのです。
作品をみればわかるのですが、増殖美が止まらないって感じです。

3階・4階と登って作品をみたのですが、観る場所によって印象が全然違いました!
さらに日本橋三越ですから、まわりのお店はかなりのブランドのお店なのに
この彫刻を観た後はそんなのは目にはいらなくなってしまいました。
(購買力を失わせる迷惑な作品ですね 笑)

それにしても、出来上がった作品をみて「やれやれ」っと思ったであろう三越ですが
予定どおり設置したのがすばらしいと思いました。

2012年7月28日土曜日

ファートナム&メイソン

ロンドンのお土産に王室御用達の紅茶
「フォートナム&メイソン」を配ったらえらく評判がよかったので
(わたしはロンドン行くまでに知りませんでしたが・・・笑)
日本橋三越本店へ、アフタヌーンティーをしに行ってみる事にしました!

東京(関東)では日本橋にしかありません。

日本橋三越 Fortnum & Mason

紅茶がずらり
 英国エメラルド(勝手にネーミング)がこの紅茶を品良くしているような気がします。

さて席について、友達と待つことしばし・・・・アフタヌーンティーセットが運ばれてきました(><)


どどーん、アフタヌーンティーセット2人分

今日はわたくしも少しおめかししてみました(笑)


リッチな気分になる(笑)

公爵夫人のお茶会・・・・っとまではなりませんでしたが、なんだか優雅な気分になれました!

ロンドン旅行はわたしにとって本当に刺激のある旅行だったようです(^0^)b





2012年7月25日水曜日

人生の蓄積力!!

旅行をすると(特に海外旅行では)、それまでの自分の人生の知識で
勝負するしかない!っと感じる時があります(特に語学とかね笑)。

ロンドン旅行でそれを感じたのは、大英図書館に行ったときです。

British Library

ここには大憲章(マグナ・カルタ)の原本、シェイクスピアの初版本、ビートルズの自筆の楽譜
不思議の国のアリスの原本など、まさに大英博物館と並ぶ書物の博物館!!


上の有名なもののほかには歴史のある地図や新聞・雑誌・切手などが展示されています。


友人とわたしでそれらを「ふむふむ、すごいすごい」っと見ていたところ、日本の巻物らしき
ものが展示されているではないですか?!

「なになに」っとのぞいてみると、(少し構図はちがいますが)以下のようなシーンで
開いてありました。



そして、よこにあるタイトルに目をやると「Bamboo of ~」と書いてある!


・・・・・・おぉこれは「竹取物語」に違いないっと(二人で目を合わせたかどうかは忘れましたが)
そうだ、そうだということで、中学の時に覚えた(私と友人は幼馴染なので)竹取物語の
冒頭を二人で合唱してしまいました。

「今は昔、竹取の翁といふものありけり
 
 野山にまじりて竹を取りつつ、万の事に使ひけり

 名をばさぬきのみやつことなん言ひける」

中学1年生、三大必須暗記冒頭のひとつ「竹取物語」をまさか十数年後、ロンドンの地で
合唱することになろうとは!!!\\(>0<)//誰が想像したでしょうか?


人生に無駄な事はないのですね(笑)

その後、展示そっちのけで、残りの必須暗記冒頭「平家物語」と「枕草紙」の冒頭を言いながら
わたしと友人は大英図書館を後にしたのでした。

果たしてその絵巻が竹取物語だったのかどうかは・・・・定かでないです(笑)


2012年7月17日火曜日

北海道!!

ロンドン旅行から旅行熱が止まりません(笑)\\(*0*)//

っということで、VIVA!!北海道!
北海道の友達を訪ねて来ました(^-^)

北海道は初上陸です。
中標津(なかしべつ)空港という小さな木造の空港にまずは降り立ちました。

中標津バスターミナルから(乗ったのはわたし一人)友達の住む標茶(しべちゃ)町まで
約2時間貸し切り状態でバスは信号なしの真っ直ぐな道を向かいます。


1、牧草地


2、牛


3、現代アート!!!!(笑)<牛のえさを丸めてある>
2時間えいえん 1→2→3→1→2→3・・・のエンドレス!
北の国からの歌「ん~んんんんん~♪」が頭の中で流れる。

その日は無事に友達にも会えて、バーベキューをしてもらいました。
(ロンドンでもバーベキューしたなぁ)

2日目は多和平(たわだいら)というところへまずは連れて行ってもらいました。
もちろんなにもありません(笑)
でも、自分は本当に小さくて大自然の一部なんだという、大事ななにかは
ありました。以下多和平展望台より。地球は丸いです。





そして、霧の摩周湖、ここもなにか言葉を失うものがあります。

摩周湖から近い硫黄山

あと、和琴半島、川湯、釧路湿原や勝手丼という、ごはんだけ買って好きなお刺身をのせて食べれる市場へ連れて行ってもらいました。

北海道は何もないっとよくいうけれど、「なにもない」ってことが、胸を打つのだなっと
思った旅でした。

今回はアート色が薄いですが・・・・・!

2012年7月6日金曜日

クリムト「接吻」

友人がウィーンで本物を見て来たということで、今回はクリムトです(^0^)/
クリムトは結婚はしませんでしたが、わかっているだけでも14人の子供がいるという
プレイボーイでした。

でも、そんなクリムトが生涯愛したのが、クリムトの弟(早くに亡くなった)の奥さんの妹、
エミーリエ・フレーゲ。

彼女は当時最先端の女性ブティック経営者。

二人は結婚することなく、精神的でプラトニックな関係でした。
そんな時、この「接吻」は描かれたのです。

まもなくクリムトは脳梗塞でこの世を去ります。
最後の言葉は「エミーリエを呼んでくれ」です!
その後エミーリエはクリムトと交わした手紙を全て処分し生涯独身を貫きます。

で、クリムトを調べている間にたまたま聴いたのが、LADYGAGAの
「The ege of glory」その歌詞がこの絵にすごく合っているので載せます。

この絵の二人が断崖絶壁にいるのと金色に輝いているのも考慮して読むとなかなか。

クリムト 「接吻」 
「The ege of glory」 LADY GAGA

Right on the limit’s where                  私達が今夜ギリギリのところにいるのは
we know we both belong tonight               二人ともわかっているわ
It’s hot to feel the rush,                                                    ほとばしる熱い想い
to brush the dangerous                                            (死の)危険が接近する       
I’m gonna run right to, to the edge with you        だから私は走るの あなたと果てに向かって
Where we can both fall far in love              そこでは二人 一緒に愛に堕ちる事ができる
I’m on the edge of glory                   私は栄光の果てにいるの
And I’m hangin’ on a moment of truth            ここで真実の瞬間にしがみついてる
Out on the edge of glory                   栄光の果てにいるのよ  
And I’m hangin’ on a moment with you            あなたといる瞬間にしがみついてるの
I’m on the edge with you                   果てにあなたとわたしがいるの
The edge                            そう果てに・・・


2012年7月4日水曜日

鈴木春信(すずきはるのぶ)、訳して鈴春

立川の高島屋まえに「鈴春パーキング」という駐車場があります。




この文字を見るたびにわたしは江戸の浮世絵の巨匠
鈴木春信を思い出します。

「そうか、鈴木春信が経営してるんだ、この駐車場(笑)」

・・・それは冗談としても、実際に江戸の絵師、鈴木春信の絵
を見てもらえればわかると思うのですが、いいとこの若旦那が
片手間に描いてます的な(駐車場なんか貸してお金には困ってないですよ的な)
絵なんですね(笑)。


 男:「おい、聞いたか鈴木春信の旦那って駐車場なんか貸して
    結構もうかってるらしいぜ」

 女:「だから、昼間っからお酒飲みながら、あたしらを描いたり
    してるんだねぇ」

 男:「気楽なもんだぜ、ところで今夜どうだい」

っと春信の浮世絵が話しているように見えませんかね(笑)

実際には春信はその生涯の多くが謎に包まれた絵師です。

2012年7月2日月曜日

イサクの犠牲

神は言いました。

「おまえの愛する息子、イサクを犠牲にせよ」

アダムとイブに裏切られた神はアブラハムの信仰心を
試すために一人息子のイサクを神に捧げよと命じます。

アブラハムは神への信仰心からやむなく、息子を連れて
山上でイサクを縛って祭壇に置き、その首を刀でえいやっと
はねようとします(結構たんたんとしてます)!!

その時です。
神の使い、天使が急降下してきてアブラハムの手を掴みます!!


カラバッチョ イサクの犠牲
天    使:「その子に手を掛けてはならぬ」
アブラハム:「なぬ」
イ    サ   ク:「おわぁぁ」


レンブラント イサクの犠牲
   天    使:「ていっ」(っとナイフが飛ぶ)
   アブラハム :「天使さま!」
   イ  サ ク  :「・・・・・・・」

神が天使を使って止めに入らせた場面です。
アブラハムの信仰心が真実だったからです。

今回はレンブラントの方に躍動感がありますね!

しかし、この場面一番ほっとしたのは神でしょうね
(自分で試練を与えておきながら)。