2012年8月25日土曜日

弾丸秋田鈍行ツアー

8月の終わりも終わりの週末に秋田・大曲(おおまがり)の花火に行ってきました!
今回は友達の企画です(^-^)

金曜日 会社を退社、1度帰宅、友達の車で宇都宮まで行く(宿泊)

土曜日 朝8時から鈍行にて大曲をめざす
      宇都宮→郡山→福島→仙台→北上→大曲
     電車に乗ること9時間


車窓から1

車窓から2
今回は永遠9時間、稲作の風景が続きました。
日本の関東北部から東北にかけて永遠にです!毎日お米を食べれるのは
このおかげなんだなと感謝の限りです。

日曜日は土曜日の逆、ただ違うところは仙台にて牛たんを食す。

合計電車乗車時間20時間程。さすがにへとへとになりました(- -;;)

それはそうと、大曲の花火というのはわたしは知りませんでしたが
すごく有名な花火大会だそうで、駅からホテルまでのタクシーで聞いたのですが
人口4万人の街に、この日だけは70万人が押し寄せるほど、人気の花火大会
とのこと!


大曲の花火(全然うまく撮れません)

そもそも、花火師本人が自ら花火を打ち上げる競技大会・コンテストから
始まったもので、それが噂になって全国から人が押しよせることになったそうです。

確かに最初の花火から、実にテーマをもって作られた完成された花火ばかりでした。

 さて、そこで花火の画家といえばこの人!山下清さんです。


山下清「長岡の花火」貼り絵です。

秋田ではなく新潟の花火ですが、この川原にひしめく人の群れ、そこにいる人みんなが、
うちわを仰ぎながら空を見上げる暑い夜。花火大会の光景そのままですね。

なにより、この花火。清さんの胸にはちゃんと記憶されていて、写真より花火らしいと
私は思います。

大曲の花火をみながら、いまから60年前くらいの夏に清さんはどんな気持ちで
花火をみていたのだろうと思ったのでした。



2012年8月15日水曜日

VIVA!孤独力!!

真夏の暑い夜、お風呂にも入って一息ついてテレビのチャンネルをパチパチ
回していたところ・・・・・

3チャンネルで語学番組だったのですが、一人の女の人が大勢の人を前にして
英語で講演をしている番組に手がとまりました(もちろん字幕付)。

その内容は「孤独力」について。

「いまは孤独が悪いとされているけれど、多くの偉大な人たちは孤独から
いろんなことを生み出しました。政治家や科学者、作家や芸術家、みんな
自分の心の闇と闘うことで優れた作品を残しました。」

うーむ、確かに。

そこで思い出したのはフランス・モンマルトルを代表する画家
ユトリロです(孤独な芸術家は他にもたくさんいますが)。



代表作「ラパン・アジル」(何枚も描いている)
「コタン小路」
このうらぶれた、どんよりとしたフランス・モンマルトルの路地。
まさにユトリロですね。

ユトリロは自由奔放な母親のおかげで、私生児として生まれます。
その後も父親が次々に入れ替わり、ユトリロ自身も精神衰弱・アルコール依存症・
暴力・まっとうな仕事も続かないとまさに絵にかいたような不幸の中で生きた人です。

以前、新宿でユトリロ展を観た時は途中で
「この人一体いつ幸せを感じたりしてたんだろぅ(-_-;;)」
と切なくなりました。

でも、ユトリロは世の中の美術の流れがキュビスム(ピカソとか)や
ダダ、シュルレアリズム(ダリとかマグリットとか)に移り変わっても
そんなこととは関係なく生涯ずっとずっと、パリの路地を描き続けます。

アルコール依存症で孤独から逃げながらも、そのもうろうとした意識の中で
描く絵では孤独と闘っていたのかもしれません。

ということで、VIVA!孤独!!!


2012年8月12日日曜日

街中のオブジェが気になる!

友達との待ち合わせに六本木ミッドタウンに行きました!

ここは国立新美術館・サントリー美術館・森美術館
が林立する美術館三角地帯(アート・トライアングル)と呼ばれる場所です。

今回は夕方待ち合わせだったのでそれらは観ず・・・

待ち合わせまで時間があったので、ミッドタウンをふらふらして
待つことに。

そうしたらありました、街中オブジェ!

安田侃(やすだかん)さん作「妙夢」
同じく安田侃さん作「意心帰」

この安田侃さんの作品を、初めてみたのはイタリアのフォロ・ロマーノでした。
古代遺跡の中に現代アートを展示するという企画だったのだと思います。
(安田侃さんはイタリア在住の彫刻家)



小学生が社会科見学している(イタリア)
 
古代遺跡の中に無造作に展示してある(イタリア)

 作品を観ながらフォロ・ロマーノをのんびり散策していると・・・・・、
次の瞬間!!!一緒に旅行していた兄が突然2人組の女性に囲まれて
財布を盗まれそうになりました!!

私の目の前から、3人がもみ合いながらみるみる遠ざかる姿が今でも目に浮かびます(笑)
(しかも2人組のスリはガイドブックに書いてあるまんまのシチュエーションで現れました)

財布は間一髪、なんとか盗まれずに済みましたが、しばらく2人でボー然としていたことを
思い出します。

そんなわけで、安田侃さんの作品を見ると自動的にイタリアのスリの光景を
思い出すようになってしまいました!!

2012年8月11日土曜日

近くて遠い場所

免許を取ってから、そんなに遠くないけど旅に行った気分
になれる場所へドライブするのが好きになりました!

そこで、今回はわたしがよく友達を連れていく飯能を紹介します。

まずは、ムーミン谷へ・・・・・
フィンランドの作家トーベ・ヤンソンさん作の「ムーミン」。
(ムーミン達はニンフという妖精です。)
そのムーミン達が住んでいそうな公園があります☆


ムーミンの家

スナフキンが釣りをしていそうな池
こじんまりした公園なのですが、ムーミン谷の誰かがいそうな感じがします。
建物はよくみると建築大賞を受賞していました。


わが家のムーミン谷

そしてムーミン谷から少し離れたところにある喫茶店なのですが、
ムーミン谷へ行ったあとは必ず寄ってしまうカフェがあります。
すべて(土地から建物)手作りのカフェです。
不思議の国にきたみたいな気分になれます(^^)

壺小屋カフェ

そして最近新たに見つけたのが「あさひ展望公園」
ここは北海道か?!っとまでは行きませんが、なかなかの眺めです!

この階段を登ると展望台

いかがでしょうか?
このように近くて遠い旅を楽しんでおります☆

2012年8月6日月曜日

ミュゼ浜口陽三&南桂子展

日本橋から1駅、水天宮へ移動。
本日のメイン美術館、ミュゼ浜口陽三へ!

この方はヤマサ醤油の10代目の息子さんで、銅版画が有名です。
(2000年に亡くなっています。91歳!)

代表作「さくらんぼ」
 そこまで有名ではないかと思いますが、私的には個人的思い入れが・・・・
大人になって展覧会情報でこの絵を観ていたら、どこかで観た記憶が!

そこで自分の部屋に行ってがざごそと探してみると・・・・・・
ありました。高校3年生の時の美術の教科書!!
その表紙の絵がこの浜口陽三さんだったのです。


歴代 美術の教科書
 視覚的記憶というのは、どこでひっかかってくるのか分からないものです。
他の教科書は処分しましたが、美術の教科書だけは取っておいて正解でした。

実物を目の前にして、これが本物なのかと感慨深いものがありました。

そして、さらに驚いたのは浜口さんとはまったく別ルートですきな銅版画家の南桂子さん
(2004年逝去93歳!)が浜口さんの奥さんだったことです!
いろんなことは繋がっているんだなっと思ったのでした☆







少女と落葉

2012年8月5日日曜日

お金は大事だよ!

日本橋といえば、有名な建物・・・日本銀行本店も見物しました!


日本銀行本店

東京駅も設計した、建築士・辰野金吾(たつの きんご)の代表作品です。
辰野の建築はその頑丈さから「辰野堅固」と呼ばれています(笑)

この中にお金がどっさりあるのかぁと思いながら横にある
「貨幣博物館」へ入る。


貨幣博物館
物物交換の時代から、和同開珎、小判や大判・・・そして紙幣の時代へ
あとは世界のお金の移り変わりなど、大人の社会科見学をする。

どの時代を観ていても思ったのが「これにこの時代の人は苦しめられたのか」
ということ。

1枚、2枚・・・・と数えた人もいるんだろうなぁ。

最後にお金の絵になった偉人たちということで、思想家・政治家・科学者と
見本があって興味を惹かれたのはもちろんお金になった芸術家の紙幣の見本!

ダヴィンチ・ミケランジェロ・マネ・マグリット・ムンク・・・
その中でもノルウェーの紙幣として現在現役で紙幣として使用されているのが
ムンクの肖像が描かれた紙幣です。

左上がムンク紙幣

最後にわが家にあった外貨、かき集めてみましたが少ない(^^;)


左上:韓国 左下:中国 右上:ユーロ 右下:ポンド