2013年4月17日水曜日

ある日の食卓

この間、夜ごはんを家族5人(父、母、わたし、猫、犬)で食べていたところ
この光景どこかでみたことあるなぁっと思って思いついたのが、
ゴッホの「馬鈴薯(ばれいしょ)をたべる人たち(食卓についた5人の農民)」

ゴッホ「馬鈴薯(ばれいしょ)を食べる人たち」
2011年3月11日の大震災の後から、我が家はほとんどダイニングの
ひとつの電球で食事をとっているのです(笑)

リビングダイニングの14畳くらいの部屋でひとつの電球なので、かなり薄暗いのですが
なぜがもうその暗さに慣れてしまいました!
それにこの絵のように質素な食事の為、思い出したのでしょう(笑)

でも、この絵、貧しいながらもこの5人の気持ちは一致しているような気がしませんか?
真中の人      :「わたしにも、もう一杯くれないかい」
右の女性      :「はいはい」
左から2番目女性 :「あんた、ちゃんと食べたほうがいいよ」
左の男性      :「う~む」
手前後向きの女性:目を閉じて笑ってほほ笑む

そしてこの絵には描かれていませんが、この人たちの足元には猫か犬が一緒に
食事をとっているような気がしませんか?(右の女性が下を指さす)

2013年4月15日月曜日

冬の京都2日目

さて、京都2日目は気合をいれてホテルを7時半出発。
向かったのは「京都ぉ~♪ 大原三千院~♪ 恋にやぶれた女がひとりぃ~♪」
三千院です。

市内から40分くらいバスに揺られると大原のバス停に着きます。


バス亭が現在地、下の三千院(さんぜんいん)と上の方の寂光院(じゃっこういん)へは
徒歩で向かいます。
坂道をずーっと登って、まずは三千院。

朝の三千院参道には人がいない!!

三千院門跡
苔のお寺として有名です。
お庭には一面情緒ある苔
 そして、ここには下の往生極楽院(おうじょうごくらくいん)の中に・・・



阿弥陀三尊像(あみださんそんぞう)さまが、ご来迎されていて
いままさに極楽浄土から舞い降りて亡くなった人を連れて行こうとしています!
(という場面が再現されています。)

両脇の二人は「さぁ、それでは極楽にいきましょ」と立ちあがる寸前!
あやうく見とれて極楽へ吸い込まれそうになりますが、いやいやまだまだ生きていたいので
と言って往生院を退散して、今度は寂光院へ向かいます。


寂光院まではその名の通り、少し寂しいところを通っていきます。

やはりその昔は都に疲れた人とか、追放ぎみの人が住んでいたみたいです。



陽気な大原女(おおはらめ)笑

寂光院 参道


茶室入口


本堂
ここは平将門の娘が最後を迎えた場所。

午後は嵐山へ向かい、あの有名な京都のCM三都物語
谷村慎司さんの歌う「昨日、今日、明日~♪」の世界へ!



嵐山 竹林



嵐山 二尊院(にそんいん)参道
  3日目は例のごとく雨だったので、近くの京都大学や吉田神社を回って帰路へ。


京都大学!!

今回は豪華絢爛、権力争いの中心地だった京都市内にまったくいない旅だったような。

それよりは嫉妬や権力争いに疲れた人々がひっそりと暮らす、京都市街の
生活をみることが出来ました。




2013年4月14日日曜日

冬の京都1日目


さて、だいぶ遡りまして1月の連休に京都・滋賀に行ってきました。

・・京都駅に8時半着、向かった先は滋賀県琵琶湖の
湖畔にある美術館「佐川美術館」(佐川急便が主催者)です。

京都旅行を計画してここへ行く人はなかなかいないかな(笑)
でも、前から行ってみたい美術館だったので!!!

京都駅から電車とバスを乗りついで、比叡山を横目にチラ見し、
琵琶湖を横切るとたどり着きます。



比叡山方面


滋賀県は琵琶湖!


こちらが佐川美術館☆


 







まずは、日本画の巨匠 平山郁夫(ひらやまいくお)先生の展示から始まります。
京都、アンコールワット・・さまざまな風景や人が描かれた絵が続きます。

広島 厳島神社

・・・・・が、どれも冴えない!!光るものなし!?どこが巨匠なのよ???という疑問がしばらく
続いたあと・・・・・さすがシルクロードの平山(と言われているかは疑問ですが)
先生の代表作シルクロード連作登場!
代表作ってやっぱり代表作なんだと納得しました。。
(しかし、この平山先生バブル期には多くの大物政治家がご購入されたといういわくつきです。)

シルクロード連作


シルクロード連作

続いて佐藤忠良(ちゅうりょう)先生のブロンズ像群。
この先生も草間弥生さんのように朝から夜まで毎日、
決まった時間にブロンズ製作に向き合っておられました。
(享年98歳で2011年に亡くなられました。)


代表作 帽子連作シリーズ
 この忠良先生、わたしたちが一番良く知っているのは、この絵本です!

おじいさんがおばあさんを呼んできて、おばあさんが娘を呼んできて、娘が猫を・・・
この絵本の挿絵を描いていたのが忠良先生です。読みたくなったでしょう(笑)

・・とここまでは序章でして、私が本当に観たかったのは楽吉右衛門さんの茶室です。
完全予約制の写真撮影禁止!
(楽吉右衛門さんは千利休とお茶の器をつくっていたひとの子孫です)


茶室(半分水の中)



階段を下って水の下を通って茶室へ


茶室(帰りに外から撮影)

結構広いお茶室で、中からの風景は一応こんな感じです。


お茶室からの眺め(もらったパンフレットを撮影)
なかなか独創的な美術館!!・・・なのですが、なぜ佐川急便が美術館を設立したのか
なぜこの3人の作家なのか?(どこかに書いてあったのかもしれないけど)
茶室案内が「どうです、すごいでしょう」と言わんばかりだった事。
その辺がうまく飲み込めず、人もまばらなので、どうもぱっとしないところが
ありました。
残念ながら1度くればいいかな。という気持ちになってしまいます。。

と気を取り直して向かったは宇治の平等院鳳凰堂は改修中※☆?!

見事に完全修復中?!☆
 それでも宇治川を眺めて、昔の面影残る宇治を散策したのでした。
宇治抹茶ロールでひと休み






2013年4月1日月曜日

映画 ミッドナイト イン パリ

2、3月は激務過ぎてブログ休んでました!
申し訳ありません。。

ということで、ひさしぶりにレンタルビデオを借りにTUTAYAに行きました☆
新作・準新作4本1000円というのであと一本なににしようかなと思っていて
手に取ったのがウッディ・アレン監督の「ミッドナイト イン パリ」!!
これがよかったぁ☆☆



もうこのDVDのパッケージがぐっときますね(><)
パリのセーヌ川沿いを歩く1人の男、その空はゴッホの描く夜の空「星月夜」☆

ゴッホ「星月夜」
そして、映画の始まりは以下のように始まるのですが、、
手前の二人は置いておいて、背景はモネが晩年住んだジヴェルニーの家の
「睡蓮の庭」です。




モネ「睡蓮」
 映画の内容は(ネタばれします!!)この男が1920年のパリにタイムスリップして
画家のダリ、ピカソ、マティス、作家のヘミングウェイ、フィッツジェラルド、コクトーなどに
会います。1920年代のパリを見事に表現していてブラヴォー!!☆

1920年のパリっていうのはそこらにいる友人や恋人が、なんだか知らないけど有名人という
まさにゴールデンエイジ!!芸術の花が咲いていたんだなぁとすごくよくわかりました。
(絵のモデルをしていて恋人に昇進し、その絵が後世まで残るのだからすごい)


1920年 ピカソの恋人アドリアナ

その他にも細かくチェックしていくと、パリの景色や出てくる作家に言わせているセリフなどが
小説の中にでてくる一説だったりとよく作りこまれています。
さすがウッディ・アレンさん(><)

映画の結論としては、いくら過去が華やかに見えても、「いま(現在)」を受け止めてやって
いくしかないってことでした。
(1920年代の人たちも過去をうやましがっていたから)

でも、なんだかじんと心に残る映画でございました!