2012年6月7日木曜日

15秒と60年

この間、日曜美術館を何気なく見ていたら
「う~む」とうなってしまう名言を吐いた陶芸家(人間国宝です!)がいましたので
紹介したいと思います。

その人は釜で焼く前の大きなお皿に柄杓(ひしゃく)を使って
一瞬のうちにビヤっと文様を描くという作品を作っていました。

その作品づくりを見ていた一人のお客が
「たった15秒で作品を作るというのは物足りなくないのか」
っとたずねると・・・・

その巨匠は言いました。

「15秒プラス60年とみてもらいたい」


浜田庄司 作品 ヌカ釉鉄流文大皿

・・・・うーむ、これには言葉を失いますね。
その15秒のわざには60年の人生の重みがあると。

いつかどこかで使えたらいいなぁと思いました(どこで?!笑)

習字でなにか一文字ビヤっと書いたあとで(いちおう習っていました)
「15秒プラス3〇年とみていただきたい」・・・とかね(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿