2012年6月5日火曜日

ミロと中原中也

ロンドンではテート・モダン(国立近代美術館)にもいきました!

ここはかつて発電所だったところで、廃墟になったまま治安が悪くなっていたところを
建物はそのままに美術館として再改築して、いまでは世界から近代絵画を観に観光客も
訪れ、治安もよくなり、まさに美術が街(テムズ川の対岸)を再生させたいい例です!


テート・モダン

ここではピカソ、ダリ、キリコ、カンデンスキー、レジェ、ジャコメッティ、エルンスト、ミロ・・・・
近代絵画の巨匠ぞろい!!



ピカ~ソ!
 
デ・キリコ!



サルバドール・ダリ!!

マックス・エルンスト!




ジャコメッティ!

レジェ!



 


その中でも、今回はミロに注目したいと思います。
ミロ・・・・なにやらポワ~ンとした絵でミロっていう名前はよく知ってるけど、何がかいてあるかはわからないというのが、ミロじゃないかなと思います(笑)


 
手前がミロ

わたしの勝手な連想ですが、ミロをみるといつも中原中也の「サーカス」の詩を思い出します。
そうです「ゆあーん ゆよーん ゆあゆよん」です。

以下「サーカス」


幾時代かがありまして
茶色い戦争がありました

幾時代かがありまして

冬は疾風吹きました

幾時代かがありまして
今夜此処でのひと盛り
今夜此処でのひと盛り

サーカス小屋は高い梁
そこに一つのブランコだ
見えるともないブランコだ

頭倒さに手を垂れて

汚れ木綿の屋根のもと

ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん




この二人、こんな絵とこんな詩、描けと言われてもかけますか(思いつきますか)?!?!

そこがこの絵のすばらさ、名画と言われるところだと思います。


それに1900年ごろにスペインと日本で生まれた二人ですが、この絵や詩には戦争の暗い
影もどこかに反映しています。

いつかスペインのミロ美術館、山口県の中原中也記念館も訪ねてみたいと思います。







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